素焼き
陶芸では、ろくろなどで成形し、しっかり乾燥と削りを施した後に素焼きと呼ばれる作業を行います。
素焼きを行う目的としてあげられるのが、作品の強度を高めるということです。
陶芸作品をただ乾燥させただけでは強度が低く、ひび割れを起こしたり、最悪の場合は割れてしまうこともあるでしょう。
素焼きを行えば、生地の強度が格段にアップしますので、陶芸作品が破損してしまうようなこともほとんどなくなります。
ただし、2個以上の陶芸作品を同時に窯で焼き上げる際は注意しなければならないことがあります。
それは、それぞれの作品をくっつけて焼かないということです。
素焼きは700度から800度という比較的低温で焼くため、それぞれの作品を並べて焼いたとしても、溶けてくっつくことはほとんどありません。
しかしながら、適度な間隔を開けて窯のなかに設置しなければ、熱が均一に行き渡りにくくなってしまいます。
効率的に素焼きを行うことができなくなってしまうのです。
陶芸作品に蓋などがある場合は、それぞれ別々に素焼きを行う必要がありますので、十分注意してください。
また、焼き終わっても、すぐに陶芸窯から作品を出さないようにしましょう。
窯の中からすぐに取り出すと、急激な温度変化によりひび割れを起こしてしまう恐れがあります。
したがって、窯のなかで自然冷却させてから取り出すことが、とても大切です。
ちなみに、焼き終わった直後の作品は強度が低くなっていますので、慎重に取り扱うように心がけてください。
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